結論から言えば、「【メルカリ】ポイント再付与手続きのご案内」というメールやSMSは、ほぼ100%詐欺です。
公式っぽく見えるその文面に、うっかり騙される人が後を絶ちません。
実際、スミッシング詐欺という手口を使い、個人情報やカード番号を盗み取ろうとする犯行が急増しています。
この記事では、そうした詐欺メールの見分け方や誘導テクニックの特徴、そしてなぜ「メルペイサポートセンター」を名乗るのかまで、具体例を交えてわかりやすく解説します。
冷静に読めば対処は可能です。
被害を防ぐためにも、今すぐ正しい知識を身につけましょう。
【メルカリ】ポイント再付与メールは詐欺?まずは結論から

一見本物に見える「再付与の案内メール」は、ほぼ間違いなく詐欺です。
まずはその理由を確認していきましょう。
メールやSMSで届く通知の正体とは
最近届く「ポイント再付与のご案内」は、メルカリやメルペイの公式からのものではありません。
多くはスミッシング詐欺と呼ばれる犯罪手口で、SMSやメールを通じて偽のURLに誘導し、ログイン情報やクレジットカード番号などの個人情報を盗もうとします。
見た目や文面は本物そっくりですが、アプリ内に通知がないものは基本的に偽物と判断してよいでしょう。
- 通知形式:SMSまたはメールのみ
- 正規通知:アプリ内+メール
- 本物のURL:mercari.com / mercari.jp
99%が詐欺と断言できる理由とは?
メルカリの正式な連絡は、必ずアプリ内にも同時に通知されます。
それにも関わらず、メールやSMSだけで届くものは、ほとんどが詐欺メールです。
また、偽物のメールは不自然な日本語が多く、リンク先も公式ドメインではないケースが大半です。
さらに「3日以内に対応しないと失効」「今すぐ手続きが必要です」といった焦らせる文言も特徴的です。
これらの要素を総合すると、99%は詐欺と見なすべき根拠になります。
詐欺メールの特徴と見抜き方|メルカリ風スミッシング手口を解説
詐欺メールには、ある共通点や特徴が潜んでいます。
見分けるためには、細かいポイントに注目することが重要です。
よく使われるフィッシング文言・誘導テクニック
スミッシング詐欺では、ユーザーの焦りや不安を煽るような言葉がよく使われます。
「アカウントに異常があります」「お支払い情報に不備がある」「72時間以内に手続きを」といった文言がその代表例です。
こうした表現は、冷静な判断を奪い、リンクをクリックさせようとする心理誘導の手法です。
■ よく見られる文言とその狙い
| 文言例 | 誘導の目的 |
|---|---|
| 「ポイントが正しく付与されていません」 | 不安を煽る |
| 「情報に不備があります」 | 即時対応を促す |
| 「3日以内に手続きを」 | 焦らせて行動を早める |
メール本文に見られる「不自然な日本語」の事例
詐欺メールでは、文法や言い回しに違和感のある表現が多く見られます。
たとえば、「お客様様」や「ご注意して下さい」など、明らかに不自然な敬語や翻訳調の文章が特徴です。
また、句読点の位置や文のつながりにも注目しましょう。
公式のメールでは、誤字脱字はまずありません。
こうした不自然さがひとつでも見つかれば、そのメールは偽物の可能性が非常に高いです。
詐欺メールが使うURLやドメインの特徴
メール内のリンク先に注目することで、詐欺かどうかの判断が容易になります。
公式なURLは必ず「mercari.com」または「mercari.jp」を使用しています。
一方で、偽メールでは「.xyz」「.top」など、正規とは異なるドメインが使われることが多いです。
URLが長すぎたり、意味不明な文字列が含まれている場合も要注意です。
■ 詐欺URLのチェックポイント
- mercari公式以外のドメイン
- 意味不明な英数字や記号
- 「https://」が付いていない
- アルファベットの綴りが微妙に違う(例:melcari)
なぜ「メルペイサポートセンター」を名乗るのか?

実在しない名前を使うのには、巧妙な理由があります。
心理的な安心感を与えるのが狙いです。
存在しないサポートセンター名の狙い
「メルペイサポートセンター」という名前は、実際には存在しません。
しかし、ユーザーにとって聞き慣れた“メルペイ”という言葉を組み合わせることで、いかにも公式っぽく感じさせる効果があります。
このような名称を用いることで、警戒心を下げ、メールを信用させやすくなります。
実在するのは「メルカリカスタマーサポート」のみで、それ以外は詐称と考えて間違いありません。
ユーザーの信頼を逆手に取る心理操作
詐欺師は、ユーザーが「聞き覚えがある名前だから大丈夫だろう」と判断する心理を利用します。
とくに「メルカリ」「メルペイ」といったブランド名には信頼感があるため、それに便乗する形で安心感を与えてきます。
また、ロゴやデザインも本物そっくりにしているため、見た目だけでは判断が難しくなります。
信頼を逆手に取ったこうした心理操作は、スミッシング詐欺の典型的な特徴です。
スミッシング詐欺とは?手口・仕組み・SMSの罠
スミッシング詐欺は、SMSを利用した巧妙な詐欺手口です。
その仕組みを知れば、防ぐ方法が見えてきます。
スミッシング詐欺の意味と最近のトレンド
スミッシングとは、「SMS」と「フィッシング詐欺」を組み合わせた造語で、スマートフォンのSMSを使って偽サイトへ誘導する手口を指します。
近年では、メルカリや宅配業者、クレジットカード会社などを名乗るケースが多く、被害が広がっています。
とくに、公式の名をかたって「再配達の手続きが必要」「カード情報が更新されていない」といったメッセージが急増しており、信頼性を装った巧妙な詐欺が目立ちます。
「荷物再配達」「カード情報更新」などの詐欺SMS事例
スミッシング詐欺のSMSは、日常生活に溶け込むような自然な文面が特徴です。
たとえば「佐川急便です。
再配達の申請はこちら」や「VISAカードの更新情報が不足しています」など、誰もが一度は目にしそうな内容で警戒を緩めてきます。
こうした文面には、偽のログイン画面や入力フォームへのリンクが仕込まれており、個人情報を盗むのが目的です。
■ よくあるスミッシング事例一覧
| 詐欺内容 | メッセージ例 | 誘導先 |
|---|---|---|
| 宅配業者装い | 再配達申請はこちらから | 偽の配達確認サイト |
| カード更新 | ご利用中のカード情報に不備 | クレカ情報入力ページ |
| メルカリ系 | ポイント再付与の手続きが必要 | 偽メルカリ風ページ |
偽物か本物か見分ける3ステップチェック方法

「これって本物?それとも詐欺?」と迷ったときは、3つのポイントを確認するだけで見抜けることが多いです。
1. URLや送信元の確認方法
まず最初に注目すべきは、メールやSMSに記載されたURLと送信元です。
本物のメルカリやメルペイからの通知であれば、必ず「mercari.com」や「mercari.jp」などの正規ドメインが使われています。
一方で、偽メールは「.top」「.xyz」「.click」など見慣れないドメインが多く、意味不明な英数字の羅列が特徴です。
送信元が個人名や携帯番号だった場合は、特に注意が必要です。
- 本物のドメイン例:
https://www.mercari.com/jp/ - 偽物の一例:
https://mercari-refund-82xyz.click - 正規送信元は「メルカリ」や「メルペイ公式」
2. メール文面と日本語表現の違和感
次に見るべきは、メール本文の表現です。
詐欺メールでは、機械翻訳されたような不自然な敬語や、妙にカタコトな表現が使われることが多く見られます。
たとえば、「お客様様」「至急にご確認を要します」などのような過剰敬語や誤った日本語は典型的な例です。
一文ごとの自然さ、句読点の位置、漢字の使い方にも注目してみましょう。
本物の通知では、このような表現のブレはまずありません。
- 誤った敬語や言い回し
- 「〇日以内」「今すぐ確認」などの過剰な緊迫感
- 意味が曖昧な誘導表現
3. 公式アプリでの通知確認方法
最終確認はメルカリの公式アプリ内で行いましょう。
本物の通知であれば、アプリ内の「お知らせ」や「メッセージ」にも同じ情報が表示されるため、確認が非常に簡単です。
メールやSMSだけに届いているものは、まず疑ってかかるのが正解です。
普段からアプリ内の通知を確認する習慣をつけておけば、冷静な判断につながります。
- アプリ内の「お知らせ」に通知があるか確認
- メールよりアプリが正
- ブックマークから正規サイトにアクセスする習慣を
詐欺メールへの正しい対処法とやってはいけないこと
怪しいメールが届いたとき、まず落ち着いてください。
焦って行動することが一番のリスクです。
絶対にクリックしてはいけない理由
詐欺メール内のリンクは、詐欺サイトへの入り口です。
一度クリックしてしまうと、自動的に不正なファイルがダウンロードされたり、フィッシングページに誘導されたりする可能性があります。
とくにスマートフォンでは、警告もなく開いてしまうことが多く、油断大敵です。
本文を読んで「おかしい」と感じたら、とにかくURLには触れないことが鉄則です。
- リンクは絶対に開かない
- 開くだけでマルウェア感染の可能性あり
- スクリーンショットを残して削除を推奨
メール内容をGoogle検索して判断する方法
内容に不安を感じたときは、メールの文言をそのままGoogleで検索してみましょう。
詐欺であれば、他の人の体験談や注意喚起の記事がすぐに見つかるはずです。
タイトルや本文の一部を「” “」で囲って検索すると、正確にヒットします。
また、メルカリの公式サイトでは「不審なメール一覧」や注意情報も公開されているため、まずは情報を自分で確認する習慣をつけましょう。
- キーワード例:「メルカリ ポイント再付与 メール 詐欺」
- 公式ヘルプ:https://help.jp.mercari.com
- SNS検索も効果的(XやYahoo!知恵袋など)
リンクを開いてしまったら?冷静な対応手順
万が一、リンクを開いてしまった場合でも、慌てず冷静に対処しましょう。
アクセスしただけでは被害が確定するわけではありません。
ただし、IDやパスワード、カード情報などを入力した場合は速やかな対策が必要です。
メルカリのパスワード変更を最優先に行い、必要に応じて金融機関にも連絡をしましょう。
- 被害未然 → 何もしなければ問題なし
- 情報入力済み → パスワード変更・カード停止
- 感染の可能性 → ウイルススキャンの実行
もし情報を入力してしまった場合の緊急対応
情報を入力してしまっても、初動の早さがカギです。
落ち着いて対処すれば被害を最小限に抑えられます。
パスワード変更と他サービスの連携チェック
まずは、メルカリのログインパスワードを速やかに変更しましょう。
さらに、同じパスワードを他サービスでも使っている場合は、そちらも全て変更してください。
情報漏えいが連鎖的に拡大するリスクがあるためです。
また、GmailやAmazonなど、連携しているアカウントのセキュリティ設定も併せて見直すことをおすすめします。
- 変更すべき情報:
- メルカリアカウント
- 同一パスワードの他サービス
- メールやSNSアカウント
クレジットカード・銀行への連絡手順
カード情報を入力してしまった場合は、カード会社または銀行へすぐに連絡し、不正利用の可能性を伝えてください。
状況によっては、カードの利用停止や再発行が必要になることもあります。
早ければ早いほど被害を防げます。
金融機関によっては24時間対応の窓口があるため、深夜でもためらわず連絡しましょう。
- 主な対応先:
- カード裏面のサポートセンター
- 銀行の不正利用相談窓口
- 伝える内容:
- 入力した情報の詳細
- 心当たりのあるURLや時間
ウイルス感染・マルウェア対策の初期行動
フィッシングサイトにアクセスしてしまった場合、**スマートフォンやPCがマルウェアに感染する可能性もあります。
**セキュリティアプリを使ってウイルススキャンを実行し、不審なアプリや拡張機能が入っていないか確認しましょう。
とくにAndroid端末では、公式以外のサイトからアプリが勝手にインストールされることがあるため要注意です。
- 対応手順:
- セキュリティソフトでフルスキャン
- 不審なアプリをアンインストール
- OSとアプリのアップデート実施
セキュリティ対策の基本|今すぐできる安全設定
被害を未然に防ぐには、普段からの備えが何よりも効果的です。
設定を見直すだけでも大きく違います。
生体認証・二段階認証の設定方法
メルカリやその他の重要なアプリでは、Face IDや指紋認証などの生体認証を必ず有効化しておきましょう。
加えて、ログイン時にワンタイムコードを求められる「二段階認証(MFA)」も効果的です。
これにより、仮にパスワードが漏れても不正ログインのリスクを大幅に軽減できます。
- 推奨設定:
- メルカリの「生体認証ON」
- メールアカウントの二段階認証有効化
パスワードの使い回しを避ける理由
複数のサービスで同じパスワードを使い回していると、ひとつが突破されたときに芋づる式に被害が広がる危険性があります。
特に、メールアドレス+パスワードの組み合わせは、闇市場で頻繁に取引されています。
パスワード管理アプリを利用することで、複雑で安全なパスワードを簡単に運用できます。
- 推奨ツール:
- 1Password
- Bitwarden
- iCloudキーチェーン
安全確認を“習慣化”するコツ
「疑ってかかること」を日常的に意識するだけで、詐欺に引っかかる確率はぐっと減ります。
リンクは公式からアクセス、通知はアプリで確認、怪しいメールは検索するなど、日々の行動の中にセキュリティを組み込んでいきましょう。
特別なスキルがなくても、ちょっとした意識で十分に対策が可能です。
- 習慣にしたい3つのチェック:
- 送信元を確認する
- 不審なURLは開かない
- 公式アプリで再確認
まとめ
「メルカリのポイント再付与手続き」メールは、そのほとんどが詐欺であることが明らかになりました。
見た目が本物そっくりでも、URL・文面・通知先を確認するだけでかなりの確率で見抜けます。
万が一、誤って開いてしまっても、焦らずにパスワード変更やセキュリティチェックを行えば被害は最小限に抑えられます。
最も重要なのは、日頃から疑う習慣を持つことです。
今後も手口は巧妙化していきますが、知識と注意力があなた自身を守ってくれます。

