スターバックスのティーラテを頼んだとき、「あれ?このラテ、思ったより味が薄い(または濃い)かも…」と感じたことはありませんか?
その違和感の正体は、実はティーバッグの数かもしれません。スタバのティーラテは、ドリップコーヒーやエスプレッソと違ってティーバッグから抽出するため、その数が味に直結します。
そして意外にも、ティーの種類ごとに使われているティーバッグの数が違うことをご存じない方も多いのではないでしょうか。さらにカスタマイズ次第で、味や香りの印象がガラッと変わるのもティーラテの奥深さです。
この記事では、スターバックスで提供されているティーラテの種類別にティーバッグの数を調査し、さらにティーバッグの増減ができるのか?という疑問にもお答えします。
スタバのティーラテってどんな飲み物?

まずは基本のおさらいです。スタバのティーラテは、ティーバッグで抽出した紅茶やハーブティーにスチームミルク(温かい泡立てたミルク)を加えたホットドリンクです。基本的にお湯でティーバッグを蒸らした後に、ミルクを加えてラテに仕上げます。
使用される茶葉はティーバッグに入った「ティバーナ(TEAVANA)」ブランドの茶葉です。これはスターバックスが展開している公式ブランドで、茶葉の品質や香りにこだわりがあります。
ティーラテに使われているティーの種類一覧
現在(2025年11月時点)、日本のスターバックスで注文可能なティーラテの主なラインナップは以下の通りです。
- イングリッシュ ブレックファースト ティーラテ
- アールグレイ ティーラテ
- ほうじ茶 ティーラテ
- カモミール ティーラテ
- チャイ ティーラテ(※ティーバッグ非使用)
それぞれに使われているティーの特性や、ティーバッグの数に違いがあります。次のセクションで詳しく見ていきましょう。
ティーごとに違う?ティーバッグの数を徹底調査

・イングリッシュ ブレックファースト ティーラテ
クラシックな紅茶の香りと力強さが特徴のティーです。
基本的にティーバッグは1個使用されますが、ショートサイズなど一部のサイズではお湯の量が少ないため、十分に抽出されやすい構成になっています。味が薄いと感じる場合は、後述するティーバッグ追加カスタムがおすすめです。
・アールグレイ ティーラテ
ベルガモットの香りが印象的な人気ティー。
こちらもティーバッグは通常1個使用されます。
ただし、アールグレイは香り重視のため、抽出時間が短いと風味が弱く感じられることもあります。味を濃くしたい場合は、ティーバッグを2個に増やすカスタムが可能です。
・ほうじ茶 ティーラテ
日本人の舌に馴染みやすい、香ばしい焙煎の香りが魅力です。
使用ティーバッグは通常1個ですが、他のティーよりも濃く感じることが多く、「ちょうどいい」と感じる方が多いのも特徴です。
・カモミール ティーラテ
リラックス効果で知られるハーブティーを使ったラテです。
こちらもティーバッグ1個が基本ですが、カモミール自体が繊細な香りのため、薄く感じる方も少なくありません。香りを強くしたい場合には、抽出時間の延長かティーバッグ追加が効果的です。
・チャイ ティーラテ(ティーバッグ非使用)
チャイティーラテのみ、スターバックスではティーバッグを使用していません。代わりに、濃縮チャイシロップ(チャイコンセントレート)が使われています。そのため、ティーバッグの数の調整は不可ですが、チャイシロップの量(濃さ)を調整することは可能です。
ティーバッグの数は変更できる?カスタマイズの方法
・増やせるの?減らせるの?
結論から言うと、スターバックスではティーバッグの数を無料でカスタマイズできます。
具体的には、以下のような調整が可能です。
- ティーバッグを2個に増やす(濃くしたい方向け)
- ティーバッグを半分に減らす(軽めの味にしたい方向け)
- ティーバッグ抜き(特殊な注文ですが、抽出せずにミルクだけ飲みたい方向け)
特に、グランデサイズ以上の場合はティーバッグ2個がデフォルトになっていることもあり、サイズによって数が変わることも知っておくと良いでしょう。
・店員さんにどう聞けばいい?
注文時に「ティーバッグをもう1つ追加できますか?」と伝えるだけでOKです。もっと丁寧に言いたい場合は、「味を濃くしたいので、ティーバッグを2個にしていただけますか?」とお願いすれば、柔軟に対応してくれます。
ただし、店舗によっては在庫やオペレーションの関係で対応が異なる場合があるため、不安な場合は注文時に一言確認すると安心です。
ティーバッグ数と味の関係:濃さや風味への影響

ティーバッグを1個から2個に増やすことで、味の濃さ、香りの広がり、口当たりが大きく変化します。
特にアールグレイやカモミールなど香り重視のティーでは、2個にすることで立体的な香りの広がりが感じられ、満足感も高まります。
ただし、2個にすると抽出時間も重要になります。抽出が短すぎると、せっかく2個入れても十分な味が出ないこともあるため、数と時間のバランスがポイントです。
自宅で再現する場合はティーバッグ何個がベスト?
スタバのティーラテを自宅で再現する場合、ティーバッグの数が迷いどころです。一般的には、
- マグカップ1杯(約250ml)に対してティーバッグ1個
- 濃いめが好きなら2個+短時間抽出
- 香り重視なら1個+蒸らし時間をしっかり取る
といったバランスで調整すると良いでしょう。
また、スタバと同じTEAVANAのティーバッグは市販もされているため、同じブランドで揃えると再現度が高まります。
まとめ:ティーの種類とカスタマイズで自分好みの一杯を
スターバックスのティーラテは、見た目にはシンプルでも、使われているティーの種類やティーバッグの数によって、味や香りに大きな違いが出る飲み物です。
種類によってデフォルトの数が違い、しかも無料で増減できるというのは、あまり知られていない隠れたカスタマイズポイントです。
自分好みの濃さや香りに出会うためには、「ティーバッグの数」に少しこだわってみるのもおすすめです。次にティーラテを頼むときは、今回の記事を思い出して、ぜひ自分だけの1杯をカスタマイズしてみてください。

