『ポケモンレジェンズZ-A(ポケモンZA)』では、過去作のような性格厳選はほとんど必要ありません。
なぜなら、今作では「ミント」というアイテムで後から性格補正を自由に変更できるからです。
これにより、リセマラやオートセーブとの戦いに悩まされることなく、好きなポケモンを気軽に育てられる環境が整いました。
この記事では、初心者にも分かりやすく「性格補正の基本」「御三家別おすすめ性格」「厳選を避けるためのテクニック」などを徹底解説します。
さらに、対戦や旅パに応じた最適な性格も紹介しているので、自分に合った育成スタイルがきっと見つかるはずです。
ポケモンZAにおける性格システムとは?

性格システムを理解することで、育成方針が明確になり、旅や対戦がより楽しくなります。
性格補正の仕組みと25種類の基本知識
ポケモンの「性格」は、6つの能力値のうち1つを強化し、もう1つを弱体化させる育成の基本です。
性格は全25種類あり、それぞれ特定のステータスに補正をかけます。
たとえば「いじっぱり」は攻撃が1.1倍、特攻が0.9倍になる補正が特徴です。
旅パや対戦での役割を考えたとき、この性格選びがポケモンの個性を最大限に引き出すカギになります。
初心者は「特攻」「攻撃」「素早さ」のどれを伸ばすかを意識すると選びやすくなります。
以下は代表的な性格の一部です:
| 性格 | 上昇補正 | 下降補正 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| いじっぱり | 攻撃 | 特攻 | 物理アタッカー向け |
| ひかえめ | 特攻 | 攻撃 | 特殊アタッカー向け |
| ようき | 素早さ | 特攻 | 高速物理型に適している |
| ずぶとい | 防御 | 攻撃 | 壁役や耐久型向け |
ZAでの仕様変更ポイント【初心者向け】
『ポケモンZA』では、性格補正を後から自由に変えられる仕様が追加されました。
この変更によって、従来のような「性格厳選」が不要になり、より自由度の高い育成が可能です。
特にミントの存在が大きく、好きなポケモンを使いながらでも強化できる環境が整っています。
また、ZAではオートセーブがデフォルトでONのため、リセットによる厳選も困難です。
そのため、性格選びよりもまずは「相棒選び」を楽しみ、後で性格補正をミントで整えるスタイルが主流です。
ミントとは?性格厳選が不要になった理由
性格補正は「ミント」というアイテムで後から自由に変更できるため、厳選の手間が一気に減りました。
ミントの使い方と種類一覧
ミントは、ポケモンの性格によるステータス補正だけを変更できる便利なアイテムです。
性格そのものは変わりませんが、能力補正に関係する部分だけを調整できます。
使い方はシンプルで、手持ちポケモンに使用するだけで即反映されます。
代表的なミントは以下のとおりです:
| ミント名 | 効果 |
|---|---|
| いじっぱりミント | 攻撃↑・特攻↓の補正に変更 |
| ひかえめミント | 特攻↑・攻撃↓の補正に変更 |
| ようきミント | 素早さ↑・特攻↓の補正に変更 |
| ずぶといミント | 防御↑・攻撃↓の補正に変更 |
バトルスタイルや役割に合わせて使い分けることで、どんな性格でも理想的な育成が可能になります。
ミントの入手方法|ミアレシティでの購入情報
ミントは『ポケモンZA』のミアレシティ内にあるショップで購入可能です。
種類ごとに価格が設定されており、ゲーム内通貨を使っていつでも入手できます。
ストーリー序盤からアクセス可能な場所にあるため、性格変更のハードルが大きく下がりました。
購入できるショップには以下の特徴があります:
- 種類が豊富(攻撃・特攻・素早さ補正ミントなど)
- 在庫制限なしで何度でも購入可能
- 価格はミントによって異なる(平均1,000~2,000)
序盤から中盤にかけての育成において非常に重宝するため、育成方針が定まってから利用するのがおすすめです。
性格厳選は必要?リセマラの注意点と効率化

『ポケモンZA』では性格厳選の優先度が下がったため、無理にリセマラをする必要はありません。
オートセーブ仕様のリスクと対応策
ZAではオートセーブが自動で入る仕様となっており、過去作のように「セーブ→リセット→厳選」という方法が使えません。
御三家選択後すぐにセーブされてしまうため、性格だけを狙った厳選はかなり効率が悪くなっています。
このような仕様下では、下記のようなリスクが伴います:
- オートセーブによりリセマラ不能
- セーブデータの削除が必要(Switch本体設定)
- 1回の厳選に10~20分かかる
このため、厳選はおすすめできず、性格は後からミントで調整する方がはるかに効率的です。
性格より性別厳選を優先すべき理由
性格よりも「性別厳選」の方が現実的でおすすめです。
理由は、御三家の性別はバトル中に確認でき、気に入らなければリセットが容易だからです。
一方で性格は、戦闘後に確認が必要で、オートセーブの影響を受けやすいです。
性別を厳選することで、以下のようなメリットがあります:
- 相棒への愛着が湧きやすい
- リセットが比較的簡単
- 性別による外見の違いを楽しめる
性格は後から変えられるので、まずは見た目や愛着を重視して育成をスタートするのが正解です。
最短ルートで性格を確認する手順
どうしても性格を厳選したい場合には、以下の手順で効率的に確認することが可能です。
ただし、時間効率は悪いためおすすめはできません。
性格確認の手順(リセマラ時):
- 御三家を選ぶ
- 初戦のヤンチャム戦で性別を確認
- バトル後に「つよさをみる」で性格をチェック
- 目当てでなければSwitch設定からセーブデータを削除
この方法でも1周に10分以上かかるため、あくまで「こだわり派」の方向けです。
旅パ・対戦向けにおすすめの性格一覧
どんな育成方針でも「目的に合った性格選び」を意識することで、ポケモンの能力を最大限に活かすことができます。
物理アタッカーに最適な性格とは?
物理アタッカーには、攻撃を強化し、火力で押し切る性格がぴったりです。
代表的なのは「いじっぱり」や「ようき」など。
これらの性格は、攻撃力や素早さに補正がかかるため、物理技で大ダメージを狙う戦い方に適しています。
先制を取りたい場合は素早さ補正の「ようき」、耐久を捨てて火力を追求するなら「やんちゃ」も選択肢になります。
自分の戦略に合わせて、性格をしっかり選ぶことが重要です。
おすすめ性格と特徴:
| 性格 | 上昇補正 | 下降補正 | 向いているポケモンタイプ |
|---|---|---|---|
| いじっぱり | 攻撃 | 特攻 | 典型的な物理アタッカー |
| ようき | 素早さ | 特攻 | 素早さを活かすアタッカー |
| やんちゃ | 攻撃 | 特防 | ロマン火力型(紙耐久) |
状況によっては、耐久よりも1ターンで相手を倒す火力の方が勝率に直結するケースも多くあります。
特殊アタッカーに向く性格まとめ
特殊アタッカーは、特攻を上げる性格を選ぶのが基本です。
代表的なのは「ひかえめ」や「おくびょう」。
特攻に補正をかけることで「かえんほうしゃ」「ハイドロポンプ」などの特殊技の威力を最大限に引き出せます。
速さも重要視したいなら「おくびょう」を選びましょう。
相手に先手を取れることが、攻撃にも防御にもつながる大きな強みになります。
「うっかりや」なども両刀アタッカー向けに人気です。
おすすめ性格と主な用途:
| 性格 | 上昇補正 | 下降補正 | 向いている戦法 |
|---|---|---|---|
| ひかえめ | 特攻 | 攻撃 | 高火力の純特殊アタッカー |
| おくびょう | 素早さ | 攻撃 | 高速型特殊アタッカー |
| うっかりや | 特攻 | 特防 | 奇襲・両刀寄りの構成 |
特殊アタッカーは相手の防御タイプに刺さる技構成と性格補正のバランスが勝負のカギになります。
両刀型・補助型のおすすめ性格パターン
両刀型や補助型ポケモンには、状況に応じた柔軟な対応力が求められます。
そのため、攻撃と特攻のバランスを崩さずに、防御や特防に補正をかける性格がおすすめです。
たとえば、「さみしがり」や「うっかりや」は両刀アタッカーに向いており、攻撃や特攻の両方を活かせます。
一方、「ずぶとい」や「おだやか」は補助型や壁役に最適。
これらは「リフレクター」「ひかりのかべ」「やどりぎのタネ」などのサポート技を活かす構成に合います。
補助・両刀向け性格例:
| 性格 | 上昇補正 | 下降補正 | 向いている型 |
|---|---|---|---|
| さみしがり | 攻撃 | 防御 | 両刀アタッカー |
| うっかりや | 特攻 | 特防 | 両刀+奇襲型 |
| おだやか | 特防 | 攻撃 | 特殊受け・補助型 |
| ずぶとい | 防御 | 攻撃 | 壁張り・耐久サポート型 |
補助型は対戦環境での持久戦やサポートに強く、特にメガニウムのような耐久寄りの御三家に相性が良いです。
【御三家別】最強育成におすすめの性格

御三家の特徴に合った性格を選べば、進化後の戦い方がより安定し、戦術の幅も広がります。
ポカブ(エンブオー)に合う性格と戦術
ポカブの最終進化形であるエンブオーは、攻撃と特攻のどちらも高めな両刀アタッカーです。
ただし素早さが低いため、性格で補う必要があります。
基本的には「いじっぱり」や「ようき」が候補になりますが、トリックルーム戦法を想定するなら「ゆうかん」も効果的です。
火力を最大化したい場合は「いじっぱり」、行動順を工夫したいなら「ようき」、鈍足を活かすトリパでは「ゆうかん」と目的別に使い分けましょう。
おすすめ性格一覧:
| 性格 | 向いている運用 | 補正内容 |
|---|---|---|
| いじっぱり | 物理特化・高火力型 | 攻撃↑・特攻↓ |
| ようき | ニトロチャージ軸・高速化戦術 | 素早さ↑・特攻↓ |
| ゆうかん | トリックルーム対応型 | 攻撃↑・素早さ↓ |
対戦環境に応じて性格を変えることで、エンブオーの性能を引き出すことができます。
ワニノコ(オーダイル)の最適性格と理由
ワニノコが進化するオーダイルは、物理技と「りゅうのまい」を組み合わせたアタッカーとして非常に優秀です。
ステータスは全体的にバランスが良く、攻撃を補正する「いじっぱり」か、素早さ重視の「ようき」が基本です。
「りゅうのまい」で素早さと攻撃を同時に上げる運用が前提となるため、初動の速さにこだわる場合は「ようき」が安定します。
ロマンを求める場合は「さみしがり」で火力特化も選択肢です。
おすすめ性格早見表:
| 性格 | 特徴 | 備考 |
|---|---|---|
| いじっぱり | 安定した火力で突破力◎ | ストーリー攻略向き |
| ようき | 先手で「りゅうのまい」可 | 対戦環境で使いやすい |
| さみしがり | 防御犠牲に火力を最大化 | ハイリスク・ハイリターン |
オーダイルは型に応じて性格の選択肢が分かれるため、運用目的を明確にすることが重要です。
チコリータ(メガニウム)の育成方針
チコリータは最終的にメガニウムへと進化し、くさタイプのサポート・耐久型として活躍します。
今作ではフェアリーとの複合タイプになる可能性もあり、「ずぶとい」や「おだやか」といった防御寄りの性格が非常に相性が良いです。
攻撃面の数値が控えめなため、「ひかえめ」で特攻に振ってもよいですが、基本は壁貼りややどりぎ、回復技を活かす戦法が安定します。
タイプ耐性を活かし、対戦で受けに回る構成もおすすめです。
おすすめ性格と型:
| 性格 | 向いている戦法 | 補正内容 |
|---|---|---|
| ずぶとい | 物理受け・壁役 | 防御↑・攻撃↓ |
| おだやか | 特殊受け・補助型 | 特防↑・攻撃↓ |
| ひかえめ | 特殊アタッカー型 | 特攻↑・攻撃↓ |
育成の方向性次第で役割が大きく変わるため、育成前に方針を定めておくと失敗が少なくなります。
性格で後悔しないための育成ポイント
性格は後から変更できる時代だからこそ、「どう使いたいか」を意識して育てるのがコツです。
性格選びは「旅用」と「対戦用」で分けよう
ストーリー攻略用とオンライン対戦用では、求められる性格が異なります。
旅パでは火力を重視し、スムーズに敵を倒すことが優先されるため、「いじっぱり」や「ひかえめ」が定番です。
一方、対戦では素早さや耐久を意識した「ようき」や「ずぶとい」などが活躍します。
性格の使い分け例:
| 用途 | 推奨性格 | 特徴 |
|---|---|---|
| ストーリー | いじっぱり/ひかえめ | 火力重視・テンポよく進行 |
| 対戦 | ようき/おくびょう/ずぶとい | 細かい調整が勝敗を左右する |
このように、性格を「目的別」で選ぶことが後悔しない育成につながります。
ミントで柔軟に補正を変えるテクニック
性格の補正は、あとから「ミント」で自由に変更できるため、最初に選んだ性格にとらわれすぎなくても大丈夫です。
たとえば、ストーリー中は「ひかえめ」で育成し、クリア後に「おくびょう」に変えて対戦用にシフトすることも可能です。
ミント活用のポイント:
- 序盤は火力重視の性格でストーリーを楽に進める
- 対戦準備が整ったらミントで補正を調整する
- 同じポケモンでも複数性格を試して戦術に幅を出す
育成に自由度があるZAだからこそ、ミントの使い方ひとつで勝率も楽しさも大きく変わってきます。
まとめ
『ポケモンZA』では性格厳選の必要がなくなり、ミントを活用することで育成の自由度が大きく広がりました。
ポカブ・ワニノコ・チコリータといった御三家も、それぞれ性格次第で全く違った戦い方ができます。
ポイントを押さえて性格を選び、必要に応じてミントで補正を変えることで、あなたのプレイスタイルに合った最強の相棒が完成します。
完璧を求めすぎず、「まずは楽しむ」を大切にして、自分だけのポケモン育成を始めてみてください。

