PR

+428・+875からの電話は詐欺?見知らぬ国際番号に出てはいけない理由

PC・スマホ系

突然「+428」や「+875」といった見慣れない番号から国際電話がかかってきたら、あなたはどうしますか?

「大事な連絡かも」と思ってつい出てしまう人もいるかもしれませんが、それは詐欺の入り口かもしれません。

実はこれらの番号は、世界中のどこにも存在しない「偽装番号」なんです。

この記事では、詐欺に使われる国際電話番号の正体や、その背後にある手口、そして電話を取ってしまったときの正しい対処法までを徹底解説します。

さらに、スマホでできる簡単な予防策や、万が一の相談窓口まで紹介。

「知らなかった」では済まされない国際電話詐欺の最新事情、今こそしっかり対策を学びましょう。

+428・+875で始まる電話はどこから?詐欺の可能性を解説

最近、見慣れない「+428」や「+875」といった番号からの着信にドキッとしたことはありませんか?

「もしかして大事な電話?」「海外の知人かも?」と気になってしまう気持ちも分かります。

でも、その電話、実はかなりの確率で詐欺の可能性があります。

この章では、「+428」「+875」の正体と、なぜそんな番号から電話がかかってくるのかを解説します。

「+428」「+875」はどこの国の番号?

まず結論から言うと、「+428」や「+875」といった番号は、国際的にはどの国にも割り当てられていない架空の番号です。

本来、国際電話番号は国際電気通信連合(ITU)によって管理されており、国ごとに明確な番号が定められています。

たとえば、アメリカは「+1」、韓国は「+82」、日本は「+81」ですね。

しかし、「+428」「+875」などは、そのような公式リストには存在していません

なぜ存在しない国番号から着信があるのか?

実はこれは、電話番号の偽装(スプーフィング)という技術が悪用されているからです。

インターネット回線を使うIP電話や、特定のアプリを使うと、発信者が番号を自由に変更できてしまいます。

詐欺グループはこの仕組みを使い、受信者の好奇心を引くために、わざと珍しい番号からの着信を装っているのです。

下記の表は、架空の番号と確認されている一例です。

番号の例詐欺の可能性
+428非常に高い
+875非常に高い
+425実際に悪用された事例あり

つまり、このような番号からの着信は、まず詐欺を疑うべきということです。

国際電話詐欺の手口はどうなっている?

では、実際にどんな詐欺の手口が使われているのでしょうか?

国際電話詐欺は、電話を受けた人の心理を巧みに突く手法で、私たちをだまそうとします。

ここでは代表的な2つの手口を紹介します。

ワン切りで折り返しを誘う古典的な手法

一番多いのがワン切り詐欺です。

これは、着信音が1〜2回鳴っただけですぐに切れる電話のこと。

見慣れない番号が不在着信に残ることで、「大事な連絡だったかも」と折り返させようとします。

もし折り返してしまうと、高額な通話料が設定されたプレミアム番号(国際版ダイヤルQ2のようなもの)に接続され、後から高額な請求がくる恐れがあります。

行動詐欺グループの狙い
着信に気付き折り返す高額通話料の発生
通話中に会話する通話時間を長引かせる

「気になって折り返す」心理こそが最大の落とし穴です。

自動音声ガイダンスによる個人情報の詐取

最近増えているのが、自動音声ガイダンスによる詐欺です。

たとえば「クレジットカードの不正利用がありました」や「支払いが滞っています」など、受け取った人が不安になるようなメッセージを流します。

その後、プッシュボタンを操作させたり、別の番号にかけ直させたりして、個人情報やカード情報を抜き取ろうとします。

企業名や公的機関の名前を名乗ることもあり、信じてしまいがちですが、本物の機関がそのような連絡をすることはまずありません。

この手の手口には、以下のようなパターンがあります。

ガイダンス内容目的
未払い料金の催促不安を煽り個人情報を引き出す
携帯電話の不正利用通知カード情報の入力を誘導
公的機関の名を騙る信頼を得て騙す

「少しでも怪しい」と感じたら、すぐに電話を切るのが正解です。

新たに出現している国番号にも注意!

「+428」や「+875」だけに気をつけていれば安心、というわけではありません。

詐欺グループは日々、新しい番号や手口を使ってくるため、常に最新の情報にアンテナを張っておく必要があります。

この章では、最近確認された番号の事例や、広く注意すべきポイントを紹介します。

「+425」や「+42」などの事例と詐欺の進化

2025年5月には、「+425」から始まる番号で、入国管理局を名乗る詐欺が報告されました。

「在留資格に問題がある」などと不安を煽り、金銭の振込や個人情報の提供を要求する悪質な手口です。

その他にも、「+42」などの本来は旧チェコスロバキアに割り当てられていた古い番号を悪用するケースもあります。

「昔の国番号を使えばバレにくい」と考えているのかもしれません。

詐欺で使われた国番号詐称された組織内容
+425入国管理局在留資格トラブルの警告
+42公的機関を装う架空請求や不正利用の通知

番号だけで判断するのは難しくなってきています。

見慣れない国番号全体への警戒が必要

詐欺番号は次々に新しくなっていくため、「この番号が安全」と言い切れるものはありません。

「知らない国番号からの電話=出ない」という意識を持つことが、最大の防御です。

また、以下のような番号には特に注意が必要です。

先頭番号注意ポイント
+42過去の番号を悪用
+875架空の国番号
+882グローバル衛星電話網(通話料が高額)
+428実在しない番号

「見覚えがない番号はすべて無視」を徹底しましょう。

もし電話に出てしまったら?冷静な対処法

気をつけていても、うっかり電話を取ってしまったり、折り返してしまうこともありますよね。

そんな時こそ、落ち着いて行動することが大切です。

この章では、詐欺電話に出てしまった場合の対処法を紹介します。

すぐ切るべき理由とその後の対処

電話に出た瞬間に、「自動音声」「片言の日本語」「無言」といった特徴があれば、すぐに通話を終了してください。

話を聞いてしまうと、相手に「反応する人間」としてマークされ、再び連絡がくる可能性があります。

万が一、間違って折り返してしまった場合も、通話がつながったら即切断を徹底してください。

状況推奨される行動
詐欺っぽい電話に出てしまった即切る、話さない、操作しない
折り返してしまったすぐ切る、通話時間を最小限に
相手が話しかけてきた絶対に個人情報を言わない

不安なときの相談先まとめ(188・#9110など)

もし「もしかして騙されたかも…」と感じたら、一人で悩まず、すぐに相談しましょう。

下記の相談窓口を活用すれば、適切な対応をアドバイスしてもらえます。

相談窓口内容
消費者ホットライン(188)悪質商法・契約トラブル全般
警察相談専用電話(#9110)犯罪に関する相談全般
迷惑電話対策相談センター2025年設立の専門機関

不安を感じた時点で、すぐ専門機関に相談するのが鉄則です。

被害を未然に防ぐために今すぐできること

詐欺電話に出てしまってからでは遅いこともあります。

だからこそ、日頃から予防策を講じておくことがとても重要です。

この章では、誰でもすぐに始められる効果的な詐欺対策を紹介します。

「出ない・折り返さない」を習慣にする

まずは、見知らぬ国際電話番号に出ない・折り返さないという行動を、当たり前にしましょう。

たとえ「重要な連絡かも?」と思っても、信頼できる相手であれば、メールやSMSなど他の手段で連絡をくれるはずです。

不在着信に気付いたら、すぐにネットでその番号を検索するのも良いですが、基本は「無視」が安全です。

電話の内容推奨される行動
知らない国番号無視して出ない
1コールで切れた着信折り返さない
不安を煽る内容すぐ切る・調べる・相談する

心配だからこそ、出ない方が安全という感覚を身につけましょう。

迷惑電話対策アプリや機能を活用する

スマートフォンには、迷惑電話のブロック機能やフィルターアプリが多数あります。

これらをうまく使うことで、危険な電話の着信そのものを防げます。

対策方法対応例
iPhone「不明な発信者を消音」設定
Android迷惑電話ブロック機能のON
アプリ「Whoscall」「電話帳ナビ」など
通信キャリアのサービスソフトバンク「迷惑電話ブロック」など

また、2025年に警視庁がリリースした防犯アプリ「デジポリス」も注目されています。

国際電話の着信をブロックする機能があり、非常に有効です。

アプリは使い方が分からなくても、携帯ショップで相談すれば設定してもらえるので安心です。

冷静な知識と対応で詐欺は防げる

国際電話詐欺は日々進化していますが、それに対抗する方法もきちんと存在します。

一番の対策は、冷静な知識と行動を持つことです。

この章では、これまでのまとめとして、あなたが今日からできることを確認していきましょう。

詐欺電話は変化し続ける

2024年に日本でIP電話の規制が強化されてから、詐欺グループは海外の番号に活動の場を移しています。

つまり、「今は大丈夫」でも、明日には別の番号で手口が変わっている可能性があるということです。

常に「最新の情報を知っておくこと」が、自分を守る力になります。

不安な時は一人で抱え込まないことが大切

もし詐欺に遭ってしまっても、それはあなたの責任ではありません。

悪質な相手の策略にかかっただけで、誰にでも起こり得ることです。

だからこそ、不安や疑問を感じたら、すぐに専門機関に相談してください。

状況相談先
高額請求がきた消費者ホットライン(188)
詐欺かどうか判断できない警察相談電話(#9110)
迷惑電話を受け続けている迷惑電話対策相談センター

詐欺は「知っていれば防げる」時代です。

あなた自身の行動が、自分と周囲の大切な人を守ることにつながります。

タイトルとURLをコピーしました